
このおひつで使用している木の名前は「木曽さわら」です。
木曽のさわら材は、木曽の銘木・木曽五木(きそごぼく)の一つで、むかしから広い用途で使われてきました。
中でもきめ細かな木目と、水に強いことから、特に桶材として使われています。
おひつの材料として必要な条件は「水に強いこと」「水分吸収(呼吸)がおひつとして適度なこと」「においが強くないこと」の3点が挙げられます。この条件に適しているのが木曽さわらなのです。
「青森ひば」はこの香りの点で少し難点があります。「おひつのふたを開けたときにほのかに香り、ご飯には香りを移さない。」これがおひつではベストです。
ですので「おひつ」については当店の店主も「木曽さわら」を選択し、皆様におすすめすることに致しました。